『アートを身体に咲かせて。近代美術開拓の都・横浜を味わうコーデ』
西洋文化を日本に伝える走りとなった横浜。ファッションや技術はその代表格だと有名ですが、実は近代以降の絵画トレンドの発信地も横浜、その港であることはご存じですか?
横浜の現地風俗が描かれた本がイギリスで出版されたり、海外アーティストに弟子入りして洋画の技術で横浜の風景が描かれたり……とかく絵画の流通や描写技術の発展に貢献したのが、ここ横浜なんです。
ということで今回は、そんな横浜の美術の歴史を思わせる、アーティスティックなコーディネートをご紹介します。
大きめのリボンが愛らしさも清楚も醸し出すブラウス。
洗練されたホワイト・カラーは、これから何物にでもなれるキャンバスを思わせます。
横浜と言えばもちろん、洋装の先駆け。現代日本的な要素も取り入れた西洋の服であるブラウス、というだけで横浜ならではのファッション、という気がしますね。
ほんのりと透け感のある素材は軽やかで、横浜の石畳の上を歩くのも華麗なステップを踏んでしまいそう。
ブラウスはオンにもオフにも使える万能デザインですが、今回のテーマはアート。ボトムスは、身に着ければ誰でも主役になれる、インパクトたっぷりのアイテムをセレクトしました。
ミント・グリーンの布地にちりばめられた鮮やかなピンクの花々は、まさに海外のお洒落なタペストリーのよう!
一見エキセントリックだ、と思うかもしれませんが、それこそがまさにアートの醍醐味。当時、海外アートを見た日本人もそう感じたはず。
ハリのある生地感で上品な光沢もあるので、風になびくたびにきらめいて、まさに絵になる美しさ。
着て横浜のレトロモダンの街並みを歩けば、どこで切り取っても、まるで絵画に描かれたレディのような雰囲気になれること間違いなしです。
今回はシンプルな黒いサンダルを合わせて、抜け感をプラス。レトロとアートが交錯する、横浜レディのコーデの出来上がりです。
ぜひ皆さんも今回のように、ファッションで横浜アートの風を感じてみてくださいね。